★実録内容証明★同棲解消|慰謝料・生活費清算を確実に

同棲解消後の生活費トラブルを内容証明で解決する方法
あの夜の「一緒に住もうよ」は、たぶん私にとって魔法の言葉だった。
仕事帰りの居酒屋。酔った彼が私の耳元でささやいた。
「お前と一緒に住んだら、毎日楽しいんだろうなぁ」
その言葉に心が浮き立って、私はあっさりと引っ越しを決めた。実家を出たのも、家電を買いそろえたのも、全部「彼と一緒に暮らす未来」のためだった。
同棲生活のはじまりと生活費の不公平
彼は優しかった。最初のうちは。
同棲が始まったのは、2024年2月。築浅の1LDKマンションで、彼は“生活費は折半でいいよ”と言った。
でも実際は、私の方が多く出すことが増えた。
「今月ちょっとキツくてさ」「ボーナス出たら返すから」
そんな言葉を信じて、私は生活費の多くを負担していた。それでも、彼と過ごす夜や休日に癒されていた私は、目をつむった。
異変と破局
異変があったのは、9月頃から。彼の帰りが遅くなり、休日も「仕事がある」と言っては外出する日が増えた。
そして12月、彼のスマホに映った“別の女性”の名前。問い詰めると、彼は黙ってうつむいたあとにこう言った。
「…ごめん、気持ちが冷めた。別れてほしい」
あまりにも一方的だった。私は涙も出ず、ただ呆然と彼の背中を見送った。彼はそれっきり、戻ってこなかった。合鍵を返すこともなく、置いていった私物にも一切触れずに。そして、生活費2ヶ月分。彼が「出す」と約束していた14万円は、今も未払いのままだった。
内容証明郵便との出会い
そんなとき、職場の先輩が言ってくれた。
「一回、ちゃんと“書面”にしてみたら?」
内容証明郵便──見知らぬ言葉だったけれど、ネットで調べるうちにわかってきた。LINEや口約束じゃダメ。法的に有効な“意思表示”を、第三者を通じて記録に残す手段。私は、行政書士事務所に相談のメールを送った。
「生活費の未払いと、残置物の撤去について通知書を出したい」と。
内容証明郵便の実際
数日後、事務所からPDFファイルが届いた。
“通知書”というタイトルには、こう書かれていた。
2024年12月3日に破局後、同棲中の生活費2か月分(140,000円)の未払いがあること、さらに、貴殿の所有物が残置されたままになっていることを指摘します。
本書到着後2週間以内に送金および撤去を行うよう要求します。
弁護士ではなく、行政書士。だからこそ、いきなり訴訟ではなく「まずは冷静に通告」という手段だった。それが私にはちょうどよかった。
内容証明の効果と結果
私はその書面を印刷し、郵便局から内容証明で送った。その週末、彼から久しぶりにLINEが届いた。
「なんで、そんな大げさなことするの?」「お前、変わっちゃったな」
変わったのは、私じゃない。何も責任を取らずに消えようとした“彼の優しさ”のほうだ。彼はその後、生活費を振り込んできた。「もう連絡はしない」と書かれたメッセージとともに。私物の撤去は、結局こちらでまとめて処分した。
同棲解消後の請求トラブル
同棲して2年目。些細なことから喧嘩が増え、互いの未来が見えなくなっていた。
悠斗から届いた「生活費、返してくれる?」というLINE。家賃や光熱費の負担は半々だったのに、彼は「労力の対価」を請求すると言い出した。
数日後、Excelで作られた請求リストが届き、130,000円を要求。
相談した友人は「脅しだよ」と言ったが、私は不安で眠れなかった。
弁護士相談で知った境界線
無料法律相談で、「同棲中の金銭的やり取りは、契約がなければ請求困難」「一部立証できる支出は返還請求可能」と学ぶ。
つまり、すべてが無効ではない。ここで“内容証明”の登場。
冷静な拒絶と自分を守る方法
行政書士と文面を作成。
- 相手請求は法的根拠なし
- 私の支出・労力を明記
- 今後の連絡控え要請
「今後、同様の請求を繰り返す場合は、法的措置を検討します」と内容証明で送付。彼からの返信はなかった。
学びと終止符
恋愛とお金、同棲と責任、別れと感情。全部が絡み合った世界で、一通の文書で自分を守る線を引けた。
別れ後の記録は“武器”にも“盾”にもなることを実感。
文書で終わらせることで、私は“泣き寝入り”せず、自分の別れ方を選んだ。
サービスメニュー一覧
内容証明作成&発送
内容証明の本文を作成し、配達証明付きで発送いたします。
料金:19,800円(税込) 定額
オプション:行政書士事務所名で発送
あなたの住所を相手に知られたくない時は、事務所名で発送します
料金:5,500円(税込)
オプション:相手の住民票取得代行
相手の住所がわからない場合、住民票を取得します
料金:5,500円(税込)