婚約破棄の慰謝料請求書テンプレート【無料Word】プロが教える書き方と注意点
「結婚の約束を一方的に破られた。絶対に許せないし、慰謝料を請求しないと気が済まない」
そう考えて、今このページを開いているのだと思います。
弁護士に頼む費用(着手金だけで20〜30万円)を節約するために、自分で請求書を書きたいという気持ちはよく分かります。
本記事では、誰でも無料で使える「標準的な慰謝料請求書のテンプレート」を公開しています。
しかし、テンプレートをダウンロードする前に、1つだけ警告させてください。
婚約破棄された直後は、怒りや悲しみで冷静さを欠いています。
その状態で書いた文章は、ただの「悪口」や「脅し」になりがちです。
「会社にバラす」「一生恨む」「誠意を見せろ」といった言葉を使ってしまうと、逆に相手から「恐喝未遂」で警察に相談されたり、支払いを断固拒否されるリスクがあります。
慰謝料請求書は、あくまで「事務的な通知」であるべきです。
ご自身を守るためにも、以下の内容をよく読み、冷静になってから作成に取り掛かってください。
婚約破棄の慰謝料請求書テンプレート(コピペOK)
以下は、一般的な内容証明郵便などでも使える標準的なフォーマットです。
Wordやメモ帳にコピーして、オレンジ色の解説を参考にしながら( )内を書き換えてください。
以下の不備にご注意ください
- 法的な脅迫にならない言い回しになっていますか?
- 相手が受け取らなかった場合の対策は考えていますか?
- 証拠として能力を持たせるための要件は満たしていますか?
いきなり作成代行を頼むのは予算オーバー…という方へ。
あなたの作成した文書を、行政書士が安価に法的チェック・修正いたします。
書くときの重要ポイント
- 事実は具体的に:「いつ婚約したか」「いつ破棄されたか」を明確にします。
- 金額は相場を意識する:怒りに任せて「1億円」などと書くと、相手は「払えるわけがない」と開き直り、無視を決め込みます。現実的なライン(100〜300万円の間など)を提示するのが回収のコツです。
- 誹謗中傷を書かない:相手の人格を否定する言葉は一切不要です。事実のみを淡々と記してください。
本当に「自分」で送っても大丈夫ですか?
単なる未払いの督促など、事実関係が明確なものであれば、ご自身で作成して送付することも可能です。
しかし、相手が反論してくる可能性がある場合や、請求金額が高額(20万円以上など)な場合は注意が必要です。
最初から「行政書士名義」で送ることで、相手へのプレッシャーや解決スピードが大きく変わります。
| 比較項目 | ご自身で作成 (個人名義) | 行政書士が作成 |
|---|---|---|
| 相手への心理的圧力 | 弱い 無視される可能性あり | 強い 「専門家が出てきた」と警戒させる |
| 法的な正確性 | ▲ 不安が残る 書き方次第で不利になる事も | ◎ 安心・確実 法的要件を完全網羅 |
| 労力・手間 | かかる 郵便局への持ち込み等 | ゼロ 作成から発送まで丸投げ |
⚠️ プロに依頼すべきケースの目安
- 請求金額が20万円を超える場合
- 相手が「支払わない」と言い張っている場合
- 感情的なトラブルで、直接やり取りしたくない場合
- 今後の裁判も視野に入れて、証拠を固めたい場合
【無料テンプレ】💔男女トラブル、その他のケース
行政書士が徹底チェック&修正案を提示します。
「自分で書く」のと「行政書士に頼む」のは何が違う?
テンプレートを使えば無料で作れますが、相手に与えるプレッシャーや成功率には大きな差があります。
「とにかく費用をかけたくない」のか、「確実に相手にダメージを与えて回収したい」のか、ご自身の状況に合わせて選んでください。
| 比較項目 | 自分で作成・送付 | 行政書士が作成(名義貸し) |
|---|---|---|
| 費用 | 約2,000円 (内容証明の郵便代のみ) | 2万〜5万円程度 (作成・発送代行費用) |
| 相手への圧力 | 弱い 「元カノが文句を言ってきた」と軽く見られ、無視されやすい。 | 非常に強い 「法律家が出てきた」「裁判になるかも」という恐怖心を与える。 |
| 文章の法的不備 | リスク大 感情的な表現で「恐喝」と言われたり、重要事項が抜ける可能性がある。 | 安心 法的に有効かつ、相手が言い逃れできない論理的な文章を作成。 |
| 自宅住所 | バレる 内容証明には差出人の住所記載が必須。 | 隠せる場合がある 行政書士事務所の住所等を記載し、窓口になれるプランもあり。 |
| 精神的負担 | 重い 相手の反応を全て一人で受け止める必要がある。 | 軽い 「プロがついている」という安心感がある。 |
投函の前に、プロのチェックを受けませんか?
婚約破棄の慰謝料請求は、最初の一通(ファーストコンタクト)が命です。
ここでナメられたり、揚げ足を取られる内容を送ってしまうと、その後の交渉で不利になり、もらえるはずのお金がもらえなくなることさえあります。
「自分で書いたけど、これで本当に大丈夫かな…」
「相手に変な言い掛かりをつけられないかな…」
そんな不安がある方は、郵便局で投函する前に一度、行政書士のリーガルチェックを受けてみませんか?




